The PINK EARTH (試運転)

2020.3~ ネタ貯め中

交差点、高校生、俺は大人のふり。

今通りかかった
高校時代の自分みたいなコさ、
みてたらさ、
なんかさ、

そりゃもーーーフラッシュバックで
背中、膝、頭、腹のあちこちに、
刻まれた記憶が、暴発。

あの頃コミケに出てて
授業全部漫画描いてて
同人作家になるしかもー道ねーなって
思うくらいオタクの極みだった。

今漫画のフクギョーをしとるが、

当時の僕は
絵が描けるようになりたい!
って強く強く思っていて
俺は今わりかし自由に描いてるが、
絵が描けることじたいに
それほど感動はない。

なあ。
願うことって叶っちゃうと
それほどでもないよ?

それが叶っていくプロセスにあるんだよ、感動は。


たくさんの夢を
諦めることはなく、

そのエッセンスをすべて
うまいことひっくるめて交差するポイントが
ふしぎと
自然に訪れる

この自然よ。


乾杯!!!

教えを聞くべからず

はてさて、私はどうやったらヴァイオリンがもっとよく弾けるようになるのかと考えていた。

――そうだ、指導霊を呼んでみよう。
「誰か、指導してください。」


するとすぐに白銀の老人風の男が現れた。
「風」というのは、ゆったりしたその佇まいから老人のように感じたから。
顔がよく見えない。けど白い髭をたくわえていそうな気がする。


“よいか、さっそく教えをひとつ。

音を鳴らすべからず。
曲を奏でるべからず。
リズムを取るべからず。”


「そうか!」
――思わず腑に落ちてしまった。めちゃくちゃだが、何故か頭のモヤがすーっと晴れるのがわかった。


“音ならぬ音に耳をすませ。
曲ならぬ曲と手を取り合え。
大いなるリズムに身を委ねよ。 ”


「なるほど……一度聴かせていただけませんか?」

“ああ、良いとも。”



老人風の佇まいから、ゆったり弾くもんだと構えていたが……

………速い。いきなり速い。嵐のようなボーイングに呆気に取られている。
これはまさに、風の強いところに置かれた風車。



“あぁ、次の生徒が待っている。
わし忙しいんだよね。じゃね!”



ぴゅ~と戻っていくお茶目な後ろ姿。

――帰っちゃったよ。
はてさて、どうやって弾けばいいんだ?

眉間に皺を寄せていると、
老人風の男が急いで戻ってきた。



“一番大事なことをいい忘れた。
教えを聞くべからず。

教えの奥にある私の調べを受け取ってくれ。”

第二波は波動

コロナで細菌やウイルスなど小さな生き物と仲良くなった君たち!

次なるお相手は「波動」だ!

波動、振動、音、周波数。

コロナに引き続き
悪魔の周波数とよばれる5Gさえも
日本人には共にハーモニーを奏でる可能性がある!

大層なDNAだぜ!

音を司る………
もはや超能力の域だろ?


第5波まで無事通過すれば、
君は立派な変態聖人だ!!

変人の主張

俺は恋愛とかパートナーシップとか結婚生活とか試したがまったく向いていなかった!!!
非常にしんどかった!

いってしまえば
そこから生じる
快感や創作意欲にしか興味がない!!



食べ物も、にたよーなもんで、
無理して食充しようとするとしんどい。
自己開発の潤滑油だと思っている!

中途半端なマイクロスタート

恋愛は音に出る。


僕の声がバロメーター。


恋愛に向き合いたいときは、
女性性の象徴、
猫科の楽器をひく。
例えばヴァイオリン。



僕はすごい気になるアーティストがいて、
オファーしたいけれど、
ゼロポイントをつくりだす為に
NOと言った。



僕は自ら中途半端なものを今、ここで、僕自身に、発信するのかもしれない。

だれかが入る余地のある音を。

キック!アンド!ランナウェイ!

「正直、とても魅力的に感じたんだ。

僕はひとつのことに夢中になってしまうから、
一度に多くのことを同時にこなすことができない。

だから、いつか自然な形で再会することができたなら、そしてそのときも相手に気持ちがあったなら……その時はその時。

今はもっともっと自分を高めたい」



その言葉に惑わされるな、

「その時」を待つことに意味はない。

だって、
そういって君はこれまで
すべての話を軽快に蹴ってきた。

悔しいが、なにものも、
君に所有はされないのだろう。


そんな君から、
足技を受けたい。

イヌムギ ~実のない企画は葉を食べろ~

イヌムギ、をご存知だろうか。

そのへんの道端に生えてる、あの麦っぽい、
イネ科のごくありふれた雑草である。


小学校のころ、その実を剥いて
中身スカスカじゃん、食うとこねーじゃんと棄てた記憶があるのは俺だけじゃなかろう。


ちなみにイヌ、というのはワンコのことではなく
「エセ」という意味。
「こりゃエセ麦だ、食うとこねーじゃん」という意味。



大麦若葉、をご存知だろうか。
あの青汁になるやつ。

あれ結局イヌムギでもできるんだからね。

イヌムギの葉っぱのほう。

葉っぱを水に入れてミキサーにかけて濾せば、
立派なスーパーフードである。



俺は、常日頃、
実のないスカスカな、
実現性がない企画をいろいろ考えている。

イヌムギのような思考活動。

しかし本当のところ
そこに、栄養がぎっしり詰まっているように感じている。